アラフォーからの転職・移住・結婚・デザイン…あてどもなく彷徨う中年放浪記

2016年3月21日月曜日

高架下に現れた、木と土の素敵なスペース

ヌケの良いラフな空間でワッとオープニング

昨日の日曜日、自宅から徒歩5分のところに現れた
素敵なオフィス/店舗/多目的スペースのオープニングパーティにお邪魔してきた。

名前は「HASE 65(ハーゼロコ)」。
ハーゼとはドイツ語でウサギを意味し、神様のお使いとしての象徴とのこと。
65は勿論「六甲山」と、Localの「ロコ」を掛けている。

元町で「シェアウッズ」という木材を扱うお店をしながら
六甲山の間伐問題に取り組んできた山崎さんと、
岡本で「ミドリカフェ」というカフェを営業しつつ、
造園や土作りに取り組んできたウチダさんがタッグを組んで、
六甲山と市街地を結ぶ拠点としてオープンすることに。

それも昨年末に話が出てから、準備〜オープンまで
この短期間で一気に進めたというから、本当に大変だったっぽい…

神戸市が進める移住促進プロジェクトのひとつで、
首都圏を対象にしたプロモーション
「CLASS KOBE(クラスコウベ)」のweb版(マガジンハウス社)では、
正式オープン前だというのに早速記事にされていた。

場所は阪急王子公園駅のホームの真下。高架下のリノベーション物件で、
まだまだ手を入れるとのことだけど、ラフでカッコ良い空間だった。
六甲山の保全や活用を考える楽しい活動の拠点、
また街と山と海をつなげる拠点として、ここが輝いていくのは間違いない。

ウチの近所に素敵なスペースができて良かったな〜。
ちなみにパーティでは、いつもお世話になっている皆さんと
お会いすることができたのだが、
ずっと気になりつつお店に顔を出せずにいた
Magical Furniture」の小寺さんとお会いすることができた。

こちらでテーブルや椅子を作ってもらいたいと考えているんだよね…
灘の高架下が熱い。

木と緑の空間。

ファサードが大きな窓になっていて、明るい。

2階のオフィスエリアから1階を見下ろす。

2016年3月18日金曜日

神戸お気に入りの風景:カウンターの向こう側

いつもカウンターを挟んで、夜中にしかお会いしない人たち。
他愛のない話の相手をしながら、美味しいお酒を飲ませてくれる。
ひとりで何も考えずに飲んでいるうちに、
昼のあいだに涸れたエネルギーが充電される。













2016年3月17日木曜日

神戸お気に入りの風景:神戸の空気

神戸の風景を切り取る。
神戸に住んで気づいたのは、とても気候が爽やかであるということ。
1年を通じてサラッとした肌触り。風通しが良く、空気が澱まない。












2016年3月15日火曜日

3度目の六甲全山縦走、無事踏破

これといって意気込んでいるわけでもないけど、ともあれスタート!

このあいだの日曜日は、兵庫労山(兵庫県勤労者山岳連盟)
六甲全山縦走大会に参加してきた。第50回の記念大会。
ひとつのフォーマットが半世紀続いているって凄い。

本当のことを言えば、一昨年の神戸市の大会と昨年の兵庫労山の大会で
全縦は2回踏破しているので、もう出なくていいかな…と思っていた。
昨年末、仕事の関係で兵庫労山の会長さんとお会いした際、
「え、出ないの?どうして?出なさいよ、私はゴールで待っているからさ」と
無邪気に誘われてしまい、断るのも何なので結局参加することに。

前日は朝から日本酒の蔵見学で1日あちこち動いていたけど、
その影響もなく3:30に起床。
朝食にしっかり炭水化物と糖質を取ったまでは良いけど、
余裕こいてのんびり準備していたら阪神線の始発を逃してしまい、
始発から20分遅れて須磨浦公園に到着。

メモリアルな第50回大会とのことで、やはり昨年よりは参加者が多い印象。
受付待ちの列が長い(始発を逃したのが悔やまれる…)。

手続きを済ませて、6時過ぎにスタート。
渋滞はあるにせよ、都度エネルギー補給をしつつ、
そこそこ順調に進んで、昼前には摩耶山掬星台に到着。

西縦走路と呼ばれる、コース西側に位置する
菊水山と摩耶山が前半戦最大の難所なので、
足を残したほぼ無傷の状態でここをクリアできたのは良かった。

摩耶ビューテラス702でお昼ご飯を食べて、午後の部=後半戦スタート。
サウスロードを上がって、観光客が詰めかける六甲ガーデンテラスに到達。
そこから東六甲縦走路に入ったあたりで徐々に足に痛いところが出始めて、
宝塚近くの下りの時にはまあまあキツかったけど、
スピードは落とさないままゴールまで歩くことができた。



ちなみにこの大会は、過去に走ることが許された大会もあったとのこと。
しかし、現在では走ることは認められていないにも関わらず、
昨年も今年も堂々と走っていくトレラン集団や、
隙あらばとチョコチョコと走っている人たちがいた。
ルールで禁止されているんだから、大会の中ではやめておけばいいのに。
(個人で練習しているトレイルランナーとは何度もすれ違った。)



ゴールすると、兵庫労山の会長さんと再会することができ、
あれこれとお話させてもらう。
50回大会おめでとうございます、と伝えた。

手続きをして、ゴールのご褒美・手作りぜんざいをいただき、
ボランティアスタッフの方に記念写真を撮ってもらって早々に帰路に就く。

朝の段階で、17時に帰ることができればいいかな…ぐらいの目標だったので、
ほぼ思っていた通り。
記録は6:07スタート→16:32ゴールの10時間25分。
渋滞がある中まあまあのタイム、昨年より15分ぐらい遅い。

その時間を設定していたのは夕方から雨予報が出ていて、
雨を避けたい気持ちが強かったから(初めての全縦の時は終日雨だった)。
阪急線で宝塚から灘に帰ってきたら、雨がポツポツと降り始めた。
自分より遅かった人たちは、東縦走路で雨に遭ってしまっただろう。

3回目ともなると、装備のマネジメントはかなり上手くいった印象。
正月に買った新しいバックパックはなかなか快適だった。
水分補給にはハイドレーションパックを使ったけど、
いつもパックいっぱいに水を入れると半分ぐらい残っちゃっていたので、
今回は1ℓぐらいにしたところピタリ的中。ゴールのちょっと前で飲みきった。
無駄な荷物はエナジージェル3本ぐらいか。合計150g程度で問題なし。

当日の夜、翌朝まではまだ身体も無事だったけど、
丸1日過ぎた翌日の夕方ぐらいから、筋肉痛がバキッと来た。特に大臀筋。
3年で3回踏破したから、もう当分参加しなくていいかなー…
キャノンボールランは1度リタイアしているので、完走してみたいけど。

早朝の鉢伏山付近から眺めるこの景色は、何回見ても感動する。

この日の朝は快晴で遠くまで見通せた。
明石海峡に架かる明石海峡大橋、淡路島、右奥にうっすらと小豆島。

須磨アルプス、馬の背。こういったルートがあるので、西のコースが好き。

2016年3月14日月曜日

ホットサンドメーカー始めました

諸々勘案して、とりあえずリーズナブルな商品を購入。
調理が簡単なので、組み合わせなど想像力が試される。

このあいだ、気がついたらポチってたホットサンドメーカーが届いた。
まあ安いものだし、あれこれ使ってみて初めて分かることもあるだろうと、
牛肉・タケノコ・魚(よく分からない小さな魚)・ランチパックをそれぞれ焼く。

うん、これは単純で便利だ。
食材を鉄板に挟んで弱火でコンロに置いておくだけで、
それなりに美味しいものができあがる。
蒸し焼きのようになるので、特に野菜や魚には向いているかも知れない。
臭いは別として、サバとかイワシとかいけそう。

ランチパックは美味しかったけど、元々パン部分が薄いからか、
パンのふっくら感がなくなってますます心細い薄さになったので、
パンを焼くときは厚いものを買ってきて自分で何か挟むか、
片側に具を置いて焼きまくるのが良いみたい。

前に読んだまますっかり忘れていたけど、
この記事が深層心理に刷り込まれていたか。
エクストリーム系の雑なテンションで最高。


知り合いのボルダリングをするデザイナーと話していて、
「へえ面白い!」と思ったことがある。

彼らはボルダリングジムや外岩で日々「壁面」を登ることを繰り返すうちに、
街中に普通に存在する、ちょっと凹凸のあるビルや建物の壁を見て
「ここは、こうすれば登れるな…」と考えるようになると。
(酔っ払っていると、実際に登ったりするから危険)

ボルダリングやクライミングが好きで繰り返すうちに、
いつしかクライマーならではのフィルターを獲得していて、
日常でもそのフィルターを通して風景を眺めるようになる。
すなわち「体験したことがない人は気づきもしない特殊な視点を授かる」、
そのことが自分には新鮮で面白かった、という話。

壁を登らない人にとっては取るに足らない普通のビルの壁であっても、
クライマーにとっては「この壁は案外難しいぞ…」とか、
「自分のレベルならこうやって登れるな」と想像が働いて、
両者のビルの壁の見方は全く違うものになっている。

例えばスケートボートであちこち滑る人なら
「ここは滑れるな/滑れないな」という視点で風景を眺めるだろう。
駅前のスロープ、車道、ショッピングモール、公園の大きな滑り台…
人によっては階段の手すりすら滑る対象になるわけで。

デザインでも音楽でも何でも、
専門性の高い仕事に携わったり趣味を持っている人なら、
ひとつぐらいこういった類の「フィルター」は持っていると思う。

自分のバスケ仲間で、飲んで終電を逃して帰れなくなったときなどに
街中でカジュアルに野宿してしまう変人がいる。
そいつと駅を歩いていたら
「この自販機の裏は温かくて良い寝床になりそうだ…」と話していて、
それを聞いて「おいおいスゲーな、何その感想」と思ったのだけど、
彼はそのとき間違いなく、「都会における野宿」のエキスパートならではの
特殊なフィルターで街を眺めていた。

真似したくないけど(ヘタすりゃホームレス扱いになるから)、
着眼と発想に関しては感心したのを覚えている。

それらと同じで、早くも「ホットサンドメーカーで焼ける/焼けない」視点で
コンビニの商品、スーパーの商品を見るようになってしまった。
ヤツらが実践していたのはこれか。そっち側に踏み入れてしまったか。

牛ハツを焼いたあと、残っていた油でタケノコを焼いたら抜群だった。

ランチパックは1回目は片面を黒焦げにしてしまったので、
超弱火でやり直したら上手にできた。キツネ色。

2016年3月11日金曜日

Tumblr始めました

大して意味はないんだけど、大げさな感じがいいかと思って。

不意に思い立って、Tumblrを初めてみた。
愛してやまないブルース・ブラザースに敬意を込めて。
Can't Turn You Loose

何故か今までは敬遠していたんだけど、
ちょっと面白いユーザーの人のを眺めているうちに、
やってみようという気になった。

まだどういう方向の内容にするかは考えてないけど、
気になったネタとか写真をペタペタ貼り付けていこうかと。

そして、六甲山・摩耶山の情報発信に、
実はこのメディアがかなり有効なのではないかという仮説が…
まあ、自分で1ヶ月ぐらい使ってみてから判断しようと思う。

ブログにTumblrに…忙しい時ほどこんなことを始めるのは、
現実逃避なのだろうか。

2016年3月10日木曜日

最高レベルの神戸ビーフに降参

一体、このひと皿で幾らするのか…
神戸ビーフのサーロイン。室温で脂が溶け出している。
モノ不飽和脂肪酸の含有が多く、オレイン酸の融点は13℃。

仕事で神戸ビーフのプロモーションに携わっていて、
昨日は新宿のとある老舗ホテルで行われた、
関係者向けイベントの裏方助っ人業務をしていた。

専門的な知識と情報共有のセミナーなので、
ゲストは関係者関連50人強と規模はさほど大きくなかったが、
久々にスーツを着て約半日立ちっぱなし動きっぱなしで、とても疲れた。

会場設営に始まり、受付、開会してからは撮影、バラしまでひと通り駆け抜け、
最後に懇親会で残った神戸ビーフのサーロイン、鉄板焼数切れを
食べさせてもらうことができた。

やっぱり美味しい!焼くと脂が独特の甘い香りを漂わせ、
口に含むとギュッと旨味と甘みが凝縮した肉汁が溢れる。
ワサビを薬味に食べると、どれだけワサビを付けても辛さを感じないぐらい脂が濃い。
牛肉はクドいので本当は赤身が好みだけど、それでも旨いもんは旨い。

よしながふみの「愛がなくても喰ってゆけます。」の
「知らないのか にくづきに旨いと書いて『脂』と読むんだぞ」を思い出した。
あれは鰻だったけど。

関係者の皆さんでもやはり、懇親会では鉄板焼が人気で行列ができていた。
しゃぶしゃぶは一番の美味しさである脂をある程度湯に捨ててしまうので、
食べやすくはなるけれど、全てを味わう満足感が薄れるのが勿体ない。
(80℃で煮た方が、和牛香が良く出て好ましいという声もある。)

ただ、ここ最近の忙しさに加えてバタバタの出張、
裏方業務終了後という最高にぐったりしている時に食べたので、
「もっと焼きますよ」とシェフが言ってくれたけど、数切れでギブアップ。
肉体的に充実している時でないと、逆に肉の強さに負けちゃうんだよね…
情けない、これが中年の現実か。



神戸ビーフは、優秀な血統の但馬牛の中でも、
選りすぐりのものだけが認定される“超エリート但馬牛”の称号。
但馬牛自体が生まれも育ちも屠畜も兵庫県内でなければならないので、
これは兵庫県、神戸の街が誇る観光資源といって差し支えないと思う。
観光地としての魅力化が遅々として進まない神戸にとっては、
今や観光の“最後の砦”になっているんじゃないのか。

多くの方が、偽物でない本物の神戸ビーフを食べて、
ついでに肉だけでなく神戸の街も好きになってくれたら。

神戸市で、移住促進プロモーションサイトがオープンしていた。
自分の彼女が東京を脱出して、神戸にやってくる日も近づいてきている。

これは昨年末にお客さんの接待で食べた神戸ビーフ。
北野坂にある素敵なお店で、ステーキ以外のメニューも素晴らしかった。

神戸ビーフの出汁で作られた茶碗蒸し。美味しくない訳がない。

2016年3月8日火曜日

久々のデザイン漬けと落とし穴

会場の準備までは順調だったのだが。

ここ2週間ぐらいデザイン作業しなければならない案件がドドッと集中して、
とっ散らかりながらも内心ホクホクと、
日々遠ざかっていくようなデザイナー業務にあたっていた。

それはいいのだが、ついデザインに集中してしまったというか、
それ以外の業務があることを知りつつ見て見ぬ振りをしてしまい、
若干他所がお留守になってしまっていた。



とある山関係の会の運営をしたのだが、
思っていたよりもネガな声が出て会の進行やとりまとめが難航してしまい、
もっと準備しておけば良かったと後悔というか反省。
そうなることが想定できていれば、何かしら事前に手を打つことはできたはず。

仮説を持たずにフラッと会を迎えてしまったのが失敗のもと。
次はバリバリに用意をしていかねば。

たくさんの方が興味を持って参加してくれたことの裏返しでもあるので
ある意味とてもありがたいのだが、
さてこれからどうやって進めていこうかなと今日は1日頭を悩ませていた。
まあなんとかなるさ、なんとかするさの精神で
会の良かったところだけポジティブに拾っていって、次につなげる。

企画系の仕事は、下を向いてるうちはロクなことにはならないからな。
無理矢理にでも自分の視線を斜め上に固定してやっていく。



ところで最近はデザインをするにしても端物が多く、
せいぜい観音開きの裏表程度のリーフレットのようなもの。
それ以外だとページ数がそんなに多くないwebのデザインだったりしたのだけど、
14ページのカタログのデザイン提案をすることになり、
つい気合いが入ってしまった。

なかなか前職の際もページ物/エディトリアルものをやる機会がなかったので、
バキバキと無駄にグリッドシステムでフォーマットなんか作ってみたりして。
デザイン楽しいなーホント。

あらかた組んでみたら、学生の時のスタディみたいな誌面が出来上がり、
懐かしいやら20年経っても成長していない疑惑やら、まあそれはそれ。

あと、知り合いがインディーのミュージシャン向け音源投稿サイトを
運営しているのだが、デザインはまったくの素人とのことで、協力することに。
確かにルックス的によろしくない現状サイトを
ガサッとリニューアルさせるべく、ドラフト版を作成中。
まるまるお任せで自由にやらせてもらっているので、
やっぱりこちらも楽しい。

丁寧にコツコツと積み上げていくたぐいのデザイン作業が好きだ。
デザインの強度が上がり、無駄をそぎ落としてコンセプトが研ぎ澄まされていく、
その思考の過程こそが醍醐味。

2016年3月6日日曜日

神戸の山で新酒の会

こんなイベントに参加。

参加者が持ち寄った新酒四号瓶の数々。
天の戸の浅舞酒造ノベルティ、勾玉お猪口を持参したのが正解。
シェラカップも持っていったけど、やはりお酒にはお猪口でしょう。

この週末は摩耶山でイベントに参加。
金曜日は遅くまで飲んでいたため、ちょっと遅れて起床。

ハイクアップで掬星台に到着すると、東側の屋根付きのベンチでさっそく始まっていた。
午前に、クラフトのイベントでさかばやしを手作りして、
それを屋根から下げたところに皆が持ち寄った四号瓶がずらりと並ぶ。

自分は金曜日に買った2本のうち、
灘五郷の「千代田蔵」特別純米フクノハナ直汲み生を持っていったところ、
大変好評だった。ほどよい甘みと華やかさ、底に心地良い苦み。

「野宿部」という野外でテント泊や焚き火をすることを目的とした
集団が共通開催していたので、バーナーとクッカーを使って
その場でどんどんとアテが作られる。

参加した皆さんできゃあきゃあと喜びながら、お酒とアテに舌鼓を打った。
まわりは、阪神間を一望する最高の眺望。
こんな楽しみ方ができるのが神戸の素晴らしさだと思う。

日曜日は薪ストー部のチェーンソー講習の予定だったのだけど、
雨予報のため延期となってしまった。
残念だけど、そのうちまた開催されるだろう。

土曜日は暖かかったからか、大変多くのハイカーさんが
掬星台でひと休みしていた。
往き道では、YMCAのキッズたちが幾つかのチームに分かれて
登っているところを何度も追い抜いたし。
今年は春から、神戸の山にますます人が集まりそう。

次回は、この間入荷メールが来たので遂にポチッとしてしまった
if you haveの「TiMNEY」をお供に登ってみよう。

水ぬるむ季節、砂防堰堤から結構多くの水が流れていた。

会場全景。さかばやしがぶら下がる展望台。
ハイカーさんたちが「何をしているんだ?」といった感じでしげしげと眺めていった。
人数が少ないのは、近くでロシアのサモワールでお湯を沸かした
お茶会が開かれていたので、皆がそちらに移動した時間帯だからか。

野宿部部長が次々とクッカーでアテを作る。
焼きおにぎり、ししゃも、シイタケ、ソーセージ…
このホットサンドメーカーが万能で、俄然欲しくなった。
というか、本日早速手頃なヤツをポチってしまった。

野宿部部長が研究中の、ロケットストーブが実戦投入された。

2016年3月4日金曜日

神戸お気に入りのお店:ROCCA(ロッカ)

ちょっとさびれた感じの二宮商店街に不意に現れるお洒落な店構え。
となりは近ごろ話題の「IN THA DOOR BREWING」。

デザイナーという仕事をしていると、どうしても夜が遅くなる。
時間がある限り、より完成度を求めて詰めの作業をやりたくなるものだし、
そもそも自分の場合、デザイン以外の業務も多いので尚更。
(それでもウチの会社は朝は普通に始業するので、なかなかキツい。)

仕事で帰るのが夜中になったりすると、
家に帰ってからご飯を作って食べるなどという気にはならず、
コンビニで適当に買って帰るのもある程度繰り返すと飽きるので、
自然と遅くまでやっている帰り道のお店に立ち寄ることが増える。


三宮の東側、二宮商店街にある「ROCCA(ロッカ)」は、
自分より年上のお客さんは滅多におらず、
20代後半から30代中盤ぐらいまでの男女がメインのお客さん。
皆それぞれお洒落で、お仕事はクリエイティブ系の方が多いのかな?

女性店長のMさんは自分と年齢が近いだけでなく、
美大出身というバックグラウンドも同じだからか、不思議とウマが合う。
遅くに訪れても受け入れてくれるので、とてもありがたい。

店内は“アンティーク”までは古くない調度やインテリアで、
店長チョイスのユニークなラインナップの蔵書が並ぶ。
センス良くこざっぱりとまとまっていて、この雰囲気はとても好み。

こちらのお店は、女性がひとりでもちゃんと美味しい食事ができるようにと
日替わりで卵かけご飯のセットが用意されている。
自分はまだ食べたことがないけれど、卵かけご飯はすこぶる評判。

いつも適当にお総菜の盛り合わせをお願いして、
ハートランドを瓶で1本、お酒と焼酎かウイスキーを2〜3杯という感じ。
お総菜は丁寧に作られていて、シンプルで控えめな味付けが好ましい。
優しい味とパンチの効いたものを取り合わせてくれたりして、
店長のさりげない心遣いが伝わってくる。

店長が話相手になってくれるので、じっくりと聞いてもらうことが多い。
年齢的にも仕事の悩みなどは共通点が多いし、
彼女も最近結婚したので、結婚の先輩としてアドバイスを頂戴したり。
きっと他の常連さんも、シニカルでキツめの冗談を飛ばしつつ
スッと背中を押してくれる店長の優しさが好きで、通うんだろう。

気づくと閉店時間はとっくに過ぎていて、毎回深夜まで長居してしまう。
お会計を済ませて扉を出ると、いつも気持ちがラクになっていて、
家まで足取り軽く歩いて帰る。

こんな感じで、その日のお総菜を盛り合わせてくれる。
このときは彼女と行ったので2人前をひとつに盛ってくれた。

野菜が多いのが嬉しい。量も絶妙。

ちょっとしたところに店長のお茶目なセンスが。

カウンター席は4〜5人。仕事帰りに気軽に立ち寄る女性が多く、
カウンターはいつもほどよく賑わっている。