アラフォーからの転職・移住・結婚・デザイン…あてどもなく彷徨う中年放浪記

2016年3月14日月曜日

ホットサンドメーカー始めました

諸々勘案して、とりあえずリーズナブルな商品を購入。
調理が簡単なので、組み合わせなど想像力が試される。

このあいだ、気がついたらポチってたホットサンドメーカーが届いた。
まあ安いものだし、あれこれ使ってみて初めて分かることもあるだろうと、
牛肉・タケノコ・魚(よく分からない小さな魚)・ランチパックをそれぞれ焼く。

うん、これは単純で便利だ。
食材を鉄板に挟んで弱火でコンロに置いておくだけで、
それなりに美味しいものができあがる。
蒸し焼きのようになるので、特に野菜や魚には向いているかも知れない。
臭いは別として、サバとかイワシとかいけそう。

ランチパックは美味しかったけど、元々パン部分が薄いからか、
パンのふっくら感がなくなってますます心細い薄さになったので、
パンを焼くときは厚いものを買ってきて自分で何か挟むか、
片側に具を置いて焼きまくるのが良いみたい。

前に読んだまますっかり忘れていたけど、
この記事が深層心理に刷り込まれていたか。
エクストリーム系の雑なテンションで最高。


知り合いのボルダリングをするデザイナーと話していて、
「へえ面白い!」と思ったことがある。

彼らはボルダリングジムや外岩で日々「壁面」を登ることを繰り返すうちに、
街中に普通に存在する、ちょっと凹凸のあるビルや建物の壁を見て
「ここは、こうすれば登れるな…」と考えるようになると。
(酔っ払っていると、実際に登ったりするから危険)

ボルダリングやクライミングが好きで繰り返すうちに、
いつしかクライマーならではのフィルターを獲得していて、
日常でもそのフィルターを通して風景を眺めるようになる。
すなわち「体験したことがない人は気づきもしない特殊な視点を授かる」、
そのことが自分には新鮮で面白かった、という話。

壁を登らない人にとっては取るに足らない普通のビルの壁であっても、
クライマーにとっては「この壁は案外難しいぞ…」とか、
「自分のレベルならこうやって登れるな」と想像が働いて、
両者のビルの壁の見方は全く違うものになっている。

例えばスケートボートであちこち滑る人なら
「ここは滑れるな/滑れないな」という視点で風景を眺めるだろう。
駅前のスロープ、車道、ショッピングモール、公園の大きな滑り台…
人によっては階段の手すりすら滑る対象になるわけで。

デザインでも音楽でも何でも、
専門性の高い仕事に携わったり趣味を持っている人なら、
ひとつぐらいこういった類の「フィルター」は持っていると思う。

自分のバスケ仲間で、飲んで終電を逃して帰れなくなったときなどに
街中でカジュアルに野宿してしまう変人がいる。
そいつと駅を歩いていたら
「この自販機の裏は温かくて良い寝床になりそうだ…」と話していて、
それを聞いて「おいおいスゲーな、何その感想」と思ったのだけど、
彼はそのとき間違いなく、「都会における野宿」のエキスパートならではの
特殊なフィルターで街を眺めていた。

真似したくないけど(ヘタすりゃホームレス扱いになるから)、
着眼と発想に関しては感心したのを覚えている。

それらと同じで、早くも「ホットサンドメーカーで焼ける/焼けない」視点で
コンビニの商品、スーパーの商品を見るようになってしまった。
ヤツらが実践していたのはこれか。そっち側に踏み入れてしまったか。

牛ハツを焼いたあと、残っていた油でタケノコを焼いたら抜群だった。

ランチパックは1回目は片面を黒焦げにしてしまったので、
超弱火でやり直したら上手にできた。キツネ色。

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