アラフォーからの転職・移住・結婚・デザイン…あてどもなく彷徨う中年放浪記

2016年4月15日金曜日

初めての酒蔵見学、奈良

春先の枯れたさかばやし。いざ行かん!

先月のとある週末に、初めて日本酒の蔵にうかがい、見学させてもらった。
神戸のバスケ仲間が、神戸のハンター坂で洒落たダイニングをやっていて、
料理だけでなく日本酒の品揃えも素晴らしいので
ちょくちょく顔を出しているのだけど、その彼が企画して誘ってくれた。

この日は8時前に大阪の阿倍野に集合。
しかし出だしから電車に乗り遅れ、降りる駅を間違え、
朝から阿倍野の街を疾走する羽目に。
皆さんと移動する電車には間に合い、8人で出発。
大阪からちょっと足を伸ばして奈良県の蔵を2つ回った。



午前に最初の蔵、「梅乃宿」の梅乃宿酒造。歴史のある蔵で、規模が大きい。
設備や醸造法で、上手に合理化・近代化を取り入れている印象だった。
若手を積極的に登用したり、歴史と現代的なセンスがバランス良く合わさっている。
試飲でいただいたお酒も美味しく、好みだったので2本購入。

こういうところがちょっとかわいい。

蔵の名前の由来となった梅の木。樹齢300年。

ぷくぷくと発酵中のタンクからは、バナナのような香りがした。

こんなにたくさんの種類を試飲させていただいた。至福…

おみやげで買ってきて、後日いただいた実験的な造りのお酒。若い蔵人が古式醸造法で醸したお酒。



梅乃宿をあとに、次の土地に移動。
お昼ご飯は三輪で。有名な三輪そうめんのランチをいただく。

三輪そうめんのにゅうめん。結構ボリュームあった。



午後はその足で「三諸杉」の今西酒造へ。こちらは若手当主が気を吐く、注目の蔵。
日本の酒造りのおおもととなる土地柄を背景に、
お酒を軸にした地元活性化まで見据えて、取り組んでいる。

蔵は驚くほど若手しかいない。杜氏さんは30代で、蔵人は平均年齢30アンダーか?
徹底して蔵を清潔に保ち、こだわり抜いた造りをしていた。
好みの味とは違うけど、それとは別に応援したくなる蔵。帰りがけに1本購入。

堂々たる蔵の構え。

三輪山からの水が井戸から出るとのこと。社長自ら案内してくださった。

奈良県独自の露葉風を復活させ、酒米として使用。

こちらの試飲も大変素晴らしかった。



蔵見学は初めてだったけど、とても刺激的だった。
何よりどちらの蔵の皆さんも、とても真摯に酒造りに携わっていて、
いつもベロベロで飲んでいる人間としては頭の下がる思いだった。

もちろん、酒は好きずきに飲むものだけど、
これからは1本の酒の裏側にある、作り手の思いも感じて味わってみたい。

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