先月のとある週末に、初めて日本酒の蔵にうかがい、見学させてもらった。
神戸のバスケ仲間が、神戸のハンター坂で洒落たダイニングをやっていて、
料理だけでなく日本酒の品揃えも素晴らしいので
ちょくちょく顔を出しているのだけど、その彼が企画して誘ってくれた。
この日は8時前に大阪の阿倍野に集合。
しかし出だしから電車に乗り遅れ、降りる駅を間違え、
朝から阿倍野の街を疾走する羽目に。
皆さんと移動する電車には間に合い、8人で出発。
大阪からちょっと足を伸ばして奈良県の蔵を2つ回った。
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午前に最初の蔵、「梅乃宿」の梅乃宿酒造。歴史のある蔵で、規模が大きい。
設備や醸造法で、上手に合理化・近代化を取り入れている印象だった。
若手を積極的に登用したり、歴史と現代的なセンスがバランス良く合わさっている。
試飲でいただいたお酒も美味しく、好みだったので2本購入。
こういうところがちょっとかわいい。
蔵の名前の由来となった梅の木。樹齢300年。
ぷくぷくと発酵中のタンクからは、バナナのような香りがした。
こんなにたくさんの種類を試飲させていただいた。至福…
おみやげで買ってきて、後日いただいた実験的な造りのお酒。若い蔵人が古式醸造法で醸したお酒。
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梅乃宿をあとに、次の土地に移動。
お昼ご飯は三輪で。有名な三輪そうめんのランチをいただく。
三輪そうめんのにゅうめん。結構ボリュームあった。
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午後はその足で「三諸杉」の今西酒造へ。こちらは若手当主が気を吐く、注目の蔵。
日本の酒造りのおおもととなる土地柄を背景に、
お酒を軸にした地元活性化まで見据えて、取り組んでいる。
蔵は驚くほど若手しかいない。杜氏さんは30代で、蔵人は平均年齢30アンダーか?
徹底して蔵を清潔に保ち、こだわり抜いた造りをしていた。
好みの味とは違うけど、それとは別に応援したくなる蔵。帰りがけに1本購入。
堂々たる蔵の構え。
三輪山からの水が井戸から出るとのこと。社長自ら案内してくださった。
奈良県独自の露葉風を復活させ、酒米として使用。
こちらの試飲も大変素晴らしかった。
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蔵見学は初めてだったけど、とても刺激的だった。
何よりどちらの蔵の皆さんも、とても真摯に酒造りに携わっていて、
いつもベロベロで飲んでいる人間としては頭の下がる思いだった。
もちろん、酒は好きずきに飲むものだけど、
これからは1本の酒の裏側にある、作り手の思いも感じて味わってみたい。
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