アラフォーからの転職・移住・結婚・デザイン…あてどもなく彷徨う中年放浪記

2016年2月29日月曜日

神戸お気に入りのお店:えぇとこどり くらわんか

限定品、内臓の稀少部位がたまらなく旨い。

酒飲みなら大概の人は好きであろう、焼き鳥。
自分も時々、無性に食べたくなる。
タレがかかったパリッと香ばしい串も、塩でしっとりと焼かれた串も
どちらも酒に合って、その時のお腹の具合で量をコントロールできるのも
酒飲みにはありがたい。

東京に居た時は、入谷の昭和通り沿いで幼なじみがやっている
鳥昭(とりしょう)」という、素晴らしく美味しいお店に行っていた。
コースのみだけど、どの串も美味しい。
結構ボリュームがあって、女性にはちょっとキツいぐらいかも。
一時は頑張ってワインと日本酒を多品種揃えていたけど、
さすがに大変とのことで、現在は絞った品種のみ扱っている。



神戸に移住してからは、あまり焼き鳥のお店は開拓していない。
その中で偶然出会った美味しいお店はふたつ、
ひとつは水道筋商店街の「水道筋チンタ 本店」、でも全然通えてない。
もうひとつは、会社からほど近い花隈の「えぇとこどり くらわんか」。

こちらは細い南北の筋を挟んで、新しいお店と古いお店の2店舗が向かい合っている。
店の間口はどちらも狭くてほぼ同じぐらい。
最初はシェアオフィスのデザイナーNさんの紹介で一緒に行ったのだけど、
美味しいのでひとりでも通うようになった。

ひとりで飲みに行くとなると、古い方のお店に行く。
新しいお店は内装がこざっぱり、お皿がデザイナーズ的な変わった皿で
全体的にちょっとお洒落な感じなので、
オッサンひとりで行くのが何かはばかられて、誰かと行くときに決めている。

古いお店に入ると、薄暗く細長い店内はカウンターだけで、
座ると後ろがすぐ壁で狭いのが落ち着く。
キリンの瓶ビールを1本頼んで、
ささみのサラダや煮物といった突き出しでぼちぼちと始めると、
つぶらな瞳の愛嬌のある店長が
せっせと目の前で串を焼いて、直接お皿に置いてくれる。

こちらは通常の串と、限定品の稀少部位の串があるけど、
稀少部位の串もそんなに高くなくて、絶対にお得。
自分はいつも稀少部位からスタートして、
あらかた稀少部位を制覇してまだお腹に余裕がある時は通常の串に移る。
稀少部位は、どれも脂の乗りが良いので、
2回同じ串を食べると飽きるかクドいと感じるかも知れない。

通常の串もこの美味しさに対して、お値段は決して高くない。
特に塩だんごやせせり、みさきといったあたりは素晴らしい。

日本酒は、毎回変わるオススメの品種を1本だけ用意していて、
これがどれもきちんと美味しいお酒なので、安心して頼むことができる。

ここに来ると、串を食べる間に瓶ビール1本、お酒を1杯飲んで席を立つ感じ。
ひとりで飲むときはあんまり長っ尻もよくないし、
そもそも閉店間際の時間に駆け込むことも多いから。

店員さんは皆明るくてきぱきしていて、適当に相手をしてくれて雰囲気が良い。
自分のような中年ひとり酒にぴったりのお店。
もちろん、若い女性グループやカップル、夜の商売の女性とお客さんなど
ファン層は幅広いので、よほど改まった会などでなければ大丈夫。

神戸にも、ひとりでボーッと焼き鳥を食べながら
のんびり飲むことのできるお店があって良かった。

こんなアテとビールでスタート。

稀に野菜串を頼むことも。野菜も美味しい。

わさびなどの仕事も丁寧。

0 件のコメント:

コメントを投稿