須磨アルプス・馬の背。人が列をなしている。
こんなガレた尾根があったり、西のコースはバラエティに富んでいる。
神戸の山と言えば、六甲山。
六甲山と言えば、六甲全山縦走。
東京に居た時は、そんなの全然知らなかったけど。
登山や山歩きが好きな人の間では、全国にその名が知れ渡った「六甲全山縦走」。
仕事で六甲山・摩耶山といった神戸の山エリアに関わっているため、
勉強のためと思い、この2年半で2回参加して2回とも完走している。
1回目は神戸市の大会で、2回目は兵庫県勤労者山岳連盟=兵庫労山の大会。
2回完走したから、もう全山縦走は参加しなくてもいいかな、と思っていた。
神戸市の大会は11月に2日に分けて開催される。
1日2,000人、2日合わせて4,000人参加のとても大きな大会。
参加者だけでなく、エイドやボランティアといったサポートも手厚く、
お祭りとしては大変華やかで素晴らしいのだけど…
参加者にお年寄りやビギナーさんが多く、歩くのに難儀する。
特にコース前半はキツい登り下りが連続するのだが、
山道は追い越しができないぐらい細くて急な山道ばかり。
そこをゆっくりペースで登る人がボトルネックとなり、大渋滞が発生する。
歩く能力に関わらず、結局ゴールまでものすごく時間がかかる。
自分が参加した時は朝から雨だったこともあり、
道が滑りやすかったり、寒かったりと、
コンディションが良くなかったことも渋滞を悪化させた理由かも知れない。
その点、参加者が1,000人強ぐらいの兵庫労山の大会は、
渋滞も少なく、前半戦からスイスイと自分のペースで進むことができる。
昨年の大会は普通に歩いただけで、10時間ちょっとぐらいだった。
神戸市の大会が15時間弱だったことを考えると、フルマラソン1本以上の時間が違う。
座ることなく動き続けるため、この差は大きい。
事実、1回目の神戸市の大会の時は「フルマラソンよりキツい!」と思ったのに、
2回目の兵庫労山の時は「あれ、こんなにあっさりだっけ?」という感じ。
今週、仕事で兵庫労山の会長とお会いした時、
「今年の全縦は参加しないの?ゴール地点で係をしているからおいでよ」と
無邪気に誘われてしまったので、
「あ、はい…」って感じで参加する流れとなってしまった。
もちろん自分だけではなく、このあいだ一緒に山歩きツアーに参加した
若手ラジオマンAさんも、文字通り道連れ。
Aさんは半分のコースで参加しますよ…と煮え切らない返事をしていたが、
参加申込み締め切りまでに、説得して全山縦走の方に変更させるぞ。
それにしても、またあのコースを10時間かけて歩くのか。軽く溜息が出る。
3回目ともなれば装備も準備も万端だけど、でもどこか気が重い。
結局、最後はかなり疲れるし。
何とかポジティブな理由を当日までに見つけなければ。
新しいザックを試すことができることか。
雨の日靴をずっと探しているので、この際、街履きでも使えるような
ゴアテックスのトレッキングシューズを買ってしまって、
そのデビュー戦にしてみようかな。
…
ちなみに全山縦走ではないけど、同じコースを一中夜半かけて往復する
「六甲縦走キャノンボールラン」という草ウルトラトレラン大会にも
1回だけ参加したが、こちらは20kmそこそこで
早々にリタイアという体たらくを演じた。
これは大会の数時間前まで酒盛りしていたため(仕事でお世話になった方の歓送会)。
10kmぐらいまで走ったところで脱水症状になってしまい、
どれだけ水分を摂っても喉が渇き、身体に吸収される感覚が無くなった。
いま思えば、塩サプリみたいなものでミネラル分を摂ったら違ったかも知れない。
命の危険を感じて、掬星台付近から家の近所に降りるルートであえなく脱落。
100kmのウルトラトレランには、
酒を飲みまくってからは参加しないようにしよう。
これも神戸市の大会。パラパラと小雨が降る。
スタートして間もなく、住宅地を歩くルートでこれだけ渋滞…
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