昨年末の薪ストーブを囲んだ忘年会で。
少なくとも、薪ストーブの上は活性化してるね。
月曜日はレギュラーの仕事があるため、
たとえ祝日だろうが年末年始だろうが休めない。
今回は逆にそれが幸いして、
インターン希望の学生さんが今月は土日祝しか動けないとのことで、
祝日の月曜日に面接に来てもらった。
いろいろと事情があり、弊社インターンシップ窓口まで担当している。
その学生さんになぜウチの会社にインターン希望を?と尋ねたら、
弊社社長が授業かセミナーの際に
「地域活性化のカタチ」について興味深い話をしたからだと言う。
「地域の企業価値を高めることが地域貢献につながるので、
神戸の企業を主な対象にして、ブランディングをしている」との内容で、
学生の彼女は「そういう考え方もあるのか」と感心したのだそう。
もちろん彼女の興味のあることは「地域活性化」。
そもそも四国のとある地域出身の彼女は高校時代から、
「地域活性化が大切だ」と刷り込まれてきたため、
自分がやらねば!と使命感を持ち、それが当たり前だと思っていたらしい。
しかし冷静に考えてみると、地域活性化が本当に大切で、
かつ自分がそれをしたいと思っているのか
本当はよく分からないと話してくれた。
真面目なのか、影響されやすいのか、いまどきの子あるあるか。
自分はとある「地域活性化」プロジェクトの担当者になるため
東京から転職して神戸に移住した身なので、
一般的なグラフィックデザイナーよりは、
よほど「地域活性化」について勉強や情報収集もしたし、
2年半、現場で携わっている。
昨今の大学生に興味を持つテーマを挙げてもらうと、
「地域活性化」「コミュニティデザイン」ばかりが目立って多い。
どうなんだろう、本当に興味のあることなのだろうか?
聞こえの良いフレーズだから大人も誰も否定しないけど、
「◯◯が問題だと思うので、解決策として◯◯をしたい」
という具体的な話ができない子も結構いるんじゃないか?
インターン候補の彼女も、「そういうことに関わりたい」という
漠然とした希望はあるものの、具体的なプランは無く、
情報収集もしていないようだったので、
「良いことかも知れないけど、楽天的なことばかりじゃないんだよ」と
お金とか地元の人の受け止め方とか、現実的な課題なんかも話して伝えた。
それでもやります!とか、だからこそやります!となれば素晴らしい。
興味があって、ウチに来たいと申し出るだけの行動力はあるのだから。
…
「地域活性化」って言葉は茫漠として上滑りしやすいので
自分は使うのをためらうことが多い。
その現場・地域で暮らしながら、何かをより良くするための行動を
地道に繰り返すことが、問題解決への一番の近道なんじゃないかと思いつつ、
日々業務に当たっているのだけど。明快な答えのない問いだけに難しい。
…と思っていたところに、こんな記事。
「タクティカル・アーバニズム」なんて難しい言い方だけど、
要は街をちょっとだけ便利に・素敵に・より良くする「ゲリラ活動」。
住民の勝手に面白がって始めちゃった活動でも、
効果を認めたら行政もちゃっかり許すあたり、
かの国はまだ大らかだ。
いま住んでいるN区で、こういう活動ばかりしてきた
圧倒的「ゲリラ」な方と仕事を通じて知り合ってから2年半、
いろいろと学ばせてもらっている。
オモロいことをコツコツと。
もっとブッ飛んだエリアにしたいなー
こういう人がいるってだけで、神戸に移住する甲斐があると思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿