アラフォーからの転職・移住・結婚・デザイン…あてどもなく彷徨う中年放浪記

2016年1月18日月曜日

神戸お気に入りのお店:酒舟 天(ささぶね てん)

日本酒の銘柄が書かれた紙に、最初はギョッとするかも。品種が多すぎる!
通常日本酒は冷蔵庫に入っているけど、
この時は店内写真撮影のためにカウンターに並べられていた。


東京に居た時は自炊派で、休日の晩ご飯以外は自分で作って食べていた。
休日はバスケしたりフットサルしたり野球してから、
メンバーと皆で居酒屋に飲みに行くのがスタンダード。
ラーメン屋に行くのは半年に1回ぐらい、コンビニ飯も滅多に食べなかった。

理由は、
①トレーニングの効果を最大限にするため(ジムに10年通っていた)
②最寄りの駅前に24時間営業のスーパーがあった
③自炊の時間的余裕があった
④自炊が苦じゃない

といったあたりなんだけど、
神戸に来てからはとにかく仕事が忙しくて時間的余裕がなくなったため、
まずジムに通うことができなくなった。自炊モチベーションの低下。
そして家の近所にスーパーがない。
帰る途中のスーパーもせいぜい23時で閉店。

小さめのホットプレートを購入したときは
ひとり焼肉をしたりひとり鍋をしたり頑張ってみたけど、続かず。
休日にスーパーに買い物に行っても、
それほど手間のかからない野菜や肉ばかり買うようになってしまった。
そんなこんなで全然自炊をしなくなった。

その代わりというか、平日に抵抗なく飲み屋に行くようになった。
最近は仕事しながら朝食に菓子パン1個、昼食にサンドイッチ1パックを
軽くつまむぐらいの食事情なので、
どうしても夜にバランスが偏重するのも仕方なし(と言い訳)。

サッサと夜に帰るためにも(実現できてないけど)
会社の連中と1時間お昼を食べるより、1時間作業に宛てたい。

で、だんだんと神戸の夜の街に馴染みのお店ができてきた。
スタバのビジネスコンセプト「サードプレイス」ってヤツか。
言葉は好きでも嫌いでもないけど、共感できる考え方。
そんな自分にとって居心地の良いお店を、ちょこちょこと書いておこうと思う。



ここ数年、日本酒にハマっている。

そもそもは大学の後輩に薦められて飲んだら美味しくて驚いたので、
東京に居た時は彼を水先案内人に、いろいろ飲ませてもらった。
彼がブログであちこち名店を紹介しているのも楽しく読んでいた。
(最近更新してないな…忙しいのかな)

神戸に来てから、日本酒の揃えが良いお店は幾つも行ってみたけど、
ここ最近一番通っているのは「酒舟 天(ささぶね てん)」さん(FBページ)
三宮の繁華街「東門街」のド真ん中、ローソンの隣にある
スナックビルの3階に、スナックの居抜き(?)みたいな店舗で営業している。
周りの雰囲気からしても、知らない人はまず入れないんじゃないか…
東門街のキャッチ攻勢をくぐり抜けるのだけは、いまだに億劫。

割烹着姿の店主・福原さんは愛想が良く、とても気が利くチャーミングな女将。
旦那さんのマスター・ヒロさんと一緒に仲良くお店をやっていらっしゃる。
おふたりとも日本酒にとにかく詳しく、
楽しそうに薦めてくるのでついつい飲み過ぎてしまう。
近所の飲食店の方がお客さんとして飲みに来ることも多い。

お料理はいわゆる「酒のアテ」がメインで、酒飲みの心をグッと掴んで離さない。
丁寧に調理されていて、何を頼んでもハズレがない。
あるとき料理酒を飲ませてもらったけど、それすら美味しかった…

自分は、ついつい好みの筍や茸や貝類ばかりを頼んでしまう。
魚はお造りから煮魚、焼き魚、一夜干しとバリエーション豊富。
お通しは3品、夏は野菜の冷製スープが付くなど洒落ている。

日本酒はその時々のオススメが随時入れ替わる形で、
いつ行っても飽きることなく、いろいろなお酒を試すことができる。
通常は張り紙にあるもので20〜25種類ぐらい。
量は一合/半合を選べるので、あれこれ飲みたい向きにはありがたい。
中部〜関西〜中国地方のあたりの蔵のお酒がメインになっていて、
東京や関東圏にはない揃えになっているんじゃないのかな(実際はどうなんだろう)。

オシャレでデート向きな日本酒の飲めるお店は他にあるけど、
仕事を終えてから、ひとりでホッとひと息ついて飲むのにはぴったり。
お値段も良心価格で、日本酒好きな人なら間違いなく愉快な時間が過ごせる、が
飲み過ぎてしまう可能性が高いことだけが毎回不安。

酒飲みが歓喜の声を上げる、酒のアテ10種盛り合わせ。
毎月10日は「天(てん)の日」で、その日限定のひと皿。
定額でお酒が90分飲み放題となる。極楽。

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